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試験対策 · WSET レベル2

WSETレベル2の練習問題20問【解答・解説付き】本番形式で実力チェック

WSETレベル2の出題範囲をすべてカバーした練習問題20問で実力をチェック。解答と解説、スコア別の目安もまとめました。

淡い白ワインから濃い赤ワインまで、テイスティング用に並べられた4つのワイングラス

自分の実力、本当にわかっていますか?

学習ガイドを読み、教科書の半分にマーカーを引き、ボルドーの品種もいくつかは言えるはず。でも本当に大事なのはこの問いです。明日WSETレベル2の試験を受けたら、合格できるでしょうか?

読み返しは勉強した気分にはなれますが、実力を測る方法としては不向きです。弱点を最短で見つけるには、本番に近い問題で自分を試すのがいちばんです。この記事は、まさにそのために作りました。

以下に、出題範囲全体を本番とほぼ同じ比率でカバーしたWSETレベル2の練習問題20問を用意しました。各パートの最後に解答と短い解説があるので、まず自分で解いてから答え合わせをしてください。

ペンを用意して、タイマーを24分(本番と同じペース)にセットしたら始めましょう。

本番のWSETレベル2試験はこんな形式です

始める前に、何に向けて準備しているのかを正確に知っておきましょう。WSETレベル2の公式な出題仕様(スペシフィケーション)によると、試験は次のとおりです。

項目内容
📋 形式多肢選択式50問
⏱️ 時間60分
📕 持ち込み不可
✅ 合格点55%(50問中28問)
🏅 メリット(Merit)70%以上
🏆 ディスティンクション(Distinction)85%以上
❌ 不正解減点なし。空欄は絶対に残さないこと

出題は分野ごとに均等ではありません。ブドウ品種に関する問題が全体の半分を大きく超えるため、今回の練習問題も同じ比率にしています。

出題分野本番でのおおよその出題数
ブドウ畑の環境とブドウ栽培5
ワイン醸造と瓶内熟成4
主要ブドウ品種19
地域的に重要な品種12
スパークリングワインと酒精強化ワイン6
保管、サービス、料理との相性4

出題範囲は随時改訂されるため、最新版は必ず受講先のスクールで確認してください。

講座全体についてはWSETレベル2完全学習ガイドで詳しく解説しています。

パート1:ブドウ畑

問題1. 温暖な気候と比べて、冷涼な気候では一般的にどのようなワインができますか?

  • A) アルコールが高く、酸が低いワイン
  • B) 酸が高く、ボディが軽いワイン
  • C) 熟した黒系果実の風味があり、ボディが重いワイン
  • D) 酸が低く、タンニンが多いワイン

問題2. ヨーロッパのブドウの樹の多くが、アメリカ系の台木に接ぎ木されているのはなぜですか?

  • A) 収穫量を増やすため
  • B) フィロキセラから樹を守るため
  • C) ブドウを早く熟させるため
  • D) 春の霜害を防ぐため

パート1の解答

1:B. 冷涼な気候ではブドウがゆっくり熟し、自然な酸を多く保つ一方で、糖はあまり蓄積されません。糖が少なければアルコールも低くなり、その結果ボディが軽くなります。温暖な気候ではその逆で、よく熟した果実、高いアルコール、重めのボディ、低めの酸が特徴です。

2:B. フィロキセラはブドウの根を攻撃するごく小さな虫です。ヨーロッパ系のブドウ品種はこの虫に弱い一方、一部のアメリカ系の品種は耐性を持っています。そこで生産者は、ヨーロッパ系品種をアメリカ系の台木に接ぎ木して守っています。

パート2:醸造所

問題3. アルコール発酵の間、酵母は糖を何に変えますか?

  • A) アルコールとタンニン
  • B) 酸と二酸化炭素
  • C) アルコールと二酸化炭素
  • D) アルコールと酸素

問題4. マロラクティック発酵はワインにどのような影響を与えますか?

  • A) ワインを甘くする
  • B) シャープなリンゴ酸を、まろやかな乳酸に変える
  • C) 果皮からタンニンを加える
  • D) アルコール度数を上げる

パート2の解答

3:C. 講座全体でも特に重要な式のひとつです。糖+酵母=アルコール+二酸化炭素。 スティルワインでは二酸化炭素は抜けていきますが、スパークリングワインではこれを閉じ込めて泡を生み出します。

4:B. マロラクティック発酵は、青リンゴのような鋭いリンゴ酸を、より穏やかな乳酸に変えて酸味をまろやかにします。バターのような風味を加えることもあるため、一部のスタイルのシャルドネではよく使われますが、爽やかでアロマティックな白ワインでは通常避けられます。

パート3:主要ブドウ品種

試験でいちばん比重の大きいパートなので、じっくり取り組みましょう。

問題5. シャブリはどの品種から造られますか?

  • A) ソーヴィニヨン・ブラン
  • B) リースリング
  • C) シュナン・ブラン
  • D) シャルドネ

問題6. サンセールとプイィ・フュメはどの品種から造られますか?

  • A) ソーヴィニヨン・ブラン
  • B) シャルドネ
  • C) セミヨン
  • D) ピノ・グリ

問題7. サンテミリオンとポムロールのブレンドで主体となる品種はどれですか?

  • A) カベルネ・ソーヴィニヨン
  • B) メルロー
  • C) シラー
  • D) マルベック

問題8. 北部ローヌのエルミタージュとコート・ロティは、主にどの品種のワインで知られていますか?

  • A) グルナッシュ
  • B) ピノ・ノワール
  • C) シラー
  • D) ガメイ

問題9. ニュージーランドのセントラル・オタゴが特に有名な黒ブドウ品種はどれですか?

  • A) ピノ・ノワール
  • B) カベルネ・ソーヴィニヨン
  • C) メルロー
  • D) シラーズ

問題10. リースリングについての説明として正しいものはどれですか?

  • A) バニラの風味を加えるため、通常は新樽で熟成させる
  • B) 酸が高く、辛口から甘口まで幅広いスタイルで造られる
  • C) 辛口ワインにしかならない
  • D) サンセールの主要品種である

問題11. オーストラリアのクナワラが特に有名な品種はどれですか?

  • A) ピノ・ノワール
  • B) リースリング
  • C) カベルネ・ソーヴィニヨン
  • D) ソーヴィニヨン・ブラン

パート3の解答

5:D. シャブリはブルゴーニュ最北の地区で、ブルゴーニュのほかの偉大な白ワインと同じくシャルドネから造られます。冷涼な気候のため、酸が高く引き締まったスタイルで、青い果実や柑橘の風味があります。

6:A. どちらもロワール渓谷にあり、ソーヴィニヨン・ブランの典型例です。高い酸、青い果実、ハーブのような香りが特徴です。

7:B. ボルドーの有名な右岸のアペラシオンで、メルローがブレンドの主役です。左岸(ポイヤックやマルゴーを含むメドック)では、カベルネ・ソーヴィニヨンが中心になります。左岸と右岸の混同は、レベル2の典型的なひっかけです。

8:C. 北部ローヌはシラーの本拠地です。グルナッシュは南部ローヌでずっと重要な品種なので、選択問題の典型的なひっかけになります。

9:A. セントラル・オタゴは、マーティンボロ、マールボロと並んで、ニュージーランド屈指のピノ・ノワールの産地です。

10:B. リースリングはもともと酸が高いアロマティック品種で、果実や花の香りを生かすため新樽はほとんど使われません。アルザスやクレア・ヴァレーは辛口のリースリングで知られ、ドイツでは辛口から極甘口まであらゆるスタイルが造られています。

11:C. クナワラはカベルネ・ソーヴィニヨンで有名で、ミントやユーカリのニュアンスが感じられることがよくあります。

💡 このパート、難しく感じましたか? それは当然です。品種と産地の組み合わせは、レベル2で最大の暗記ポイントです。ワイン産地の暗記術の記事では、アクティブリコールと間隔反復でしっかり覚える方法を紹介しています。

パート4:地域的に重要な品種

問題12. バローロとバルバレスコはどの品種から造られますか?

  • A) サンジョヴェーゼ
  • B) バルベーラ
  • C) コルヴィーナ
  • D) ネッビオーロ

問題13. リオハの主要な黒ブドウ品種はどれですか?

  • A) テンプラニーリョ
  • B) マルベック
  • C) カルメネール
  • D) ピノタージュ

問題14. ロワール渓谷のヴーヴレはどの品種から造られますか?

  • A) ヴィオニエ
  • B) シュナン・ブラン
  • C) セミヨン
  • D) アルバリーニョ

問題15. マルベックと最も深く結びついている国はどこですか?

  • A) チリ
  • B) 南アフリカ
  • C) アルゼンチン
  • D) オーストラリア

問題16. ハンガリーのトカイで主に使われる品種はどれですか?

  • A) フィアーノ
  • B) コルテーゼ
  • C) ガルガーネガ
  • D) フルミント

パート4の解答

12:D. ピエモンテのこの2つのワインは、どちらもネッビオーロから造られます。色は淡いのに、タンニンが驚くほど多く、酸も高い品種です。バルベーラにだまされないように。同じピエモンテの品種ですが、バローロには使われません。

13:A. テンプラニーリョはリオハの主役で、ガルナッチャとブレンドされることもよくあります。リベラ・デル・ドゥエロの主要品種でもあります。

14:B. ヴーヴレはシュナン・ブランから造られ、辛口から甘口、さらにスパークリングまで、あらゆるスタイルが生産されています。

15:C. マルベックの原産地はフランスですが、この品種を有名にしたのはアルゼンチン、特にメンドーサです。今ではアルゼンチンを代表する品種になっています。

16:D. フルミントは、ハンガリーの有名な産地トカイの主要品種で、辛口と甘口の両方に使われます。フィアーノ、コルテーゼ、ガルガーネガはイタリアの白ブドウ品種で、それぞれフィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、ガヴィ、ソアーヴェといったワインに使われます。

パート5:スパークリングワインと酒精強化ワイン

問題17. シャンパーニュに用いられる伝統方式では、二次発酵はどこで行われますか?

  • A) 大型の加圧タンクの中
  • B) オーク樽の中
  • C) 瓶の中
  • D) 二次発酵は行われない

問題18. プロセッコは通常、どの方式で造られますか?

  • A) タンク方式
  • B) 伝統方式
  • C) 炭酸ガス注入方式
  • D) ソレラシステム

問題19. ほとんどのポートが甘いのはなぜですか?

  • A) 発酵後に砂糖を加えるから
  • B) 発酵の途中でブドウの蒸留酒を加えて酵母を止め、天然の糖がワインに残るから
  • C) 圧搾前にブドウを乾燥させるから
  • D) 甘口のシェリーとブレンドするから

パート5の解答

17:C. 伝統方式では、販売されるその瓶の中で二次発酵が行われます。 その後ワインは死んだ酵母(澱)と一緒に熟成され、シャンパーニュならではのパンやトーストのような風味が生まれます。

18:A. プロセッコは、密閉したタンクの中で二次発酵を行うタンク方式で造られます。そのため、グレーラ種のフレッシュでフルーティーな香りがしっかり生きています。

19:B. ポートでは、発酵の途中でブドウの蒸留酒を加えます。 アルコールが高くなることで酵母が死に、残っていた天然の糖がそのままワインに残ります。だからポートは甘く、しかもアルコールが高いのです。

パート6:料理とワインの相性

問題20. 料理の甘みは、辛口ワインにどのような影響を与えますか?

  • A) ワインがより甘く、豊かに感じられる
  • B) ワインがより苦く酸っぱく感じられ、果実味が弱まる
  • C) 目立った影響はない
  • D) ワインの酸が弱く感じられる

パート6の解答

20:B. 料理の甘みは、ワインをより辛口に、より酸っぱく、より苦く感じさせ、果実味を弱めます。だから甘いデザートには、少なくともデザートと同じくらい甘いワインを合わせるのが基本です。

あなたのスコアは?

正解数を数えて、本番の評価基準と比べてみましょう。

あなたのスコア目安
17〜20問ディスティンクション圏(85%以上)。とても良い状態です。
14〜16問メリット圏(70%以上)。しっかりできています。さらに磨きをかけましょう。
11〜13問合格圏(55%以上)。合格できそうですが、余裕はほとんどありません。
0〜10問まだ準備が足りません。点を落としたパートに集中しましょう。

ただし、20問はあくまで一部分です。本番は50問あり、運の悪い数問で結果が思った以上に変わることもあります。合計点だけでなく、どのパートで点を落としたかを確認しましょう。 次の勉強時間は、まさにそこに使うべきです。

選択問題に答えるための5つのコツ

  1. 選ぶ前に選択肢をすべて読む。 もっともらしい答えが2つある問題はよくあります。最初に正しそうに見えた答えが、いちばん良い答えとは限りません。
  2. まず消去する。 選択肢を2つ消せれば、当てずっぽうが二択になります。
  3. 空欄は絶対に残さない。 不正解でも減点されないので、根拠のある推測は空欄よりも必ず有利です。
  4. 小さな言葉に注意する。 「主な」「最も可能性が高い」「誤っているもの」といった言葉で、問題の意味はがらりと変わります。
  5. 印をつけて先へ進む。 1問あたり約72秒なので、1問で立ち止まるより飛ばしたほうが得です。難しい問題は最後に戻りましょう。

さらに効率よく勉強する方法は、WSETレベル2のおすすめ勉強法をご覧ください。

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この記事のまとめ

  • WSETレベル2の試験は60分で多肢選択式50問、55%以上で合格です。
  • ブドウ品種の問題が全体の半分以上を占めるので、品種と産地の組み合わせに最も時間をかけましょう。
  • 典型的なひっかけは、ボルドーの左岸と右岸、北部ローヌと南部ローヌ、そして同じ地域の品種(ネッビオーロとバルベーラなど)です。
  • 不正解による減点はないので、必ずすべての問題に答えましょう。
  • 練習問題は弱点を見つける最速の方法です。試験日までに、時間を計った模擬試験で70%以上を目指しましょう。

レベル2に自信がついてきたら、WSETレベル2とレベル3の比較の記事で次のステップをチェックしてみてください。

よくある質問

WSETレベル2の試験は何問ですか?

WSETレベル2ワインの試験は多肢選択式の50問で、試験時間は60分です。資料の持ち込みはできません。

WSETレベル2の合格点は何点ですか?

合格には55%以上、つまり50問中28問以上の正解が必要です。70%以上でメリット(Merit)、85%以上でディスティンクション(Distinction)の評価になります。

WSETレベル2の公式な過去問はありますか?

ありません。WSETの実際の試験問題は非公開で、受験者は試験後に問題用紙を返却し、内容を他人に伝えることも禁止されています。スクールが提供するサンプル問題、教材に載っている確認問題、公式の出題範囲に沿って作られた練習問題を活用するのがおすすめです。

WSETレベル2の試験で、間違えると減点されますか?

いいえ。正解1問につき1点で、不正解による減点はありません。空欄のままにせず、必ずすべての問題に解答しましょう。

WSETレベル2の試験前に、練習問題はどれくらい解けばいいですか?

本番と同じように時間を計って50問の模擬試験を最低2〜3回、さらに苦手分野の短いクイズをこまめに解くのがおすすめです。練習で安定して70%以上取れていれば、準備はかなり整っています。

実践してみましょう

このガイドの品種と産地をすべて反復練習。

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